茶室「餘楽庵」

茶室「餘楽庵」
について

  • 街道をはさんだ店舗向かい側に茶室「餘楽庵」があります。
    昭和十八年に建てたもので、当初は店舗の裏側にありました。
    これを平成元年に現在の場所へ移築いたしました。数寄屋造りの門をくぐると一面に敷きつめた杉苔、敷石を踏みしめながら中へ進むと、右手に立礼席があります。
    店主好みの設計で、畳廊下伝いに、八畳の寄付きと、隣の八畳は表千家惺斉宗匠好みの松風楼の写しの席、廊下づたいに、水屋、小間「餘楽庵」があります。
    餘楽庵は、三畳中板向切りの構えの席で、窓のしつらえが互い違いになっており、窓の外側に「刀かけ」が施してあります。
    庭には、楓、どうだん、わくら、もみじ、松、樫などが手入れして植えてあり、元禄十五年の釣り灯篭や、丸石をくり抜いて造られた奈良時代の灯篭などが置いてあります。茶室はお茶事を催す様に出来ております。
  • 立礼席
  • 表千家惺斉宗匠好みの松風楼の写しの席
  • 小間
  • 寄付き
  • つくばい
  • 梅軒門